がん検査の新しい方法「PET-CT検査」

アラフィフの体についての話
加齢に伴う心身の変化。親、友人たちの助言など心と体のブログ

05 11月

Posted in on 05.11.18

それでは、私が経験したPET-CT検査の話しを詳しく書いてみたいと思います。
PET検査は一度の撮影でほぼ全身を見る事が可能で、特殊な薬剤を全身に投与し、がん細胞とその他の細胞を区別、撮影して判断する検査です。
そもそもこの検査を発見したのは、ネットサーフィンをしている最中で、全国の人間ドック・健診を探せる総合サイトからでした。


自分が受けたい検査コースや都道府県からも検索する事が出来るもので、私はそこで「PET検査」を選択し、自宅から通える距離でなるべく費用の安い病院を選択し、そのままそのサイトから希望の日程と必要事項を入力し、予約する事が出来ました。


その後、病院より受付メールが届き、後日受診の為の案内通知書と問診票等が自宅に届きます。
受診日前日も夕飯はいつも通りに食べる事も可能で、受診日当日の朝ご飯のみ抜きます。
但し、糖分を含まない水やお茶は飲んでもOKなのですが、検査前に500mlのペットボトルのお水を飲む必要があるので、余り沢山飲まない方が良いかも知れません。


 病院へ到着し、検査着に着替えて(金属類は一切身に付けられません)、職員の方同行の元、検査が行われる地下1階まで案内され、その後看護師さんより簡単な問診と検査の流れの説明があったのですが、この時の看護師さんがとても優しく親切な方で、初めての検査に緊張していた私はとても嬉しかった事を覚えています。その後専用パッチによる血液検査と血圧を測り、問題なければいよいよ専用薬剤の投与です。点滴の要領で約1分程度で薬剤を体に入れたら、この薬剤が全身に回るのを待つ為に、次は90分の安静タイムです。


始めは90分もの間、病院で一人、どうやって時間を潰すのか不安でしたが、この病院ではちゃんと一人用の個室があり、座り心地の良いリクライニングチェアに調節可能な電気と空調、そしてデジタル時計も完備され、トイレも部屋のすぐ前にあるので安心して時間を過ごす事が出来ました。
この間に職員の方に渡される500mlのペットボトルの水を飲みます。安静タイムも残り10分となった頃に余分な薬剤を排出する為に職員の方より「トイレに行って下さい」と言われるので最後のトイレタイム!いよいよこの後お待ちかねのPET-CT検査です。


 MRIみたいな巨大なマシーンの前に横たわり、両手を頭の上に挙げて息止め画像を何枚か撮影し、その後両手を脇に置きミイラみたいに固めの布で全身を覆われて固定され更に画像を撮影されました。綺麗な画像を撮る為にとにかく動かないようにじっとする必要があります。MRI検査はマシーンの中で結構大きな音がしますが、この検査は全くそのような音もなく、検査が終わる迄の15分余り、ただただ動かないようにじっとして撮影をされるだけなので、ある意味とても気楽な検査でした。まぁちょっと薬剤を入れる時にチクっと痛いというのはありましたが。。


それでも内視鏡検査のように苦しい・辛いという事は一切ありません。
検査結果が出るのは3週間程度で、自宅に画像が入ったCDと検査結果が送られてきます。
検査結果で、大腸部分に少し不安な要素があったので、後日大腸検査のみ別の病院で受けましたが結果は特に問題もなく、その病院の先生も「PET検査ね、私も定期的に受けてるよ」とおっしゃっていたので、今の段階ではがんを早期発見するには中々有効な検査かと思います。ただ値段がも少し安いともっといいんだけどなぁ。。