健康診断と乳の影

アラフィフの体についての話
加齢に伴う心身の変化。親、友人たちの助言など心と体のブログ

01 11月

Posted in on 01.11.18

さて、そんな更年期症状もようやく落ち着きつつある(年齢がバレる)私ですが、お陰様で現在はほぼ健康に暮らせている毎日なのですが、そんな私でも今までの人生で何度かは病院にお世話になった事もあります。
 一番初めにそれに気づいたのは、20台後半の時の会社の定期健康診断前でした。


「あ~明日は健康診断だな」という事で持参するものや予約時間を確認する中で、問診票に同封されていたパンフレットを見ながら何気なく自分で事前チェックをしていた所、左の胸に「えっ?なんか、ある。しこりが…ある!」という事に気づきました。
いやいや何かの間違いでしょう。そんなバカな、と思い何度も確かめましたが、やはり紛れもなくあるんです、何か小さい塊が。


「これって‥ガンじゃないの???」と。
その時は本当に目の前が真っ暗になりましたね。。ただ勿論素人の触診なので、何かの間違いであって欲しいと願いつつ、翌日の健康診断の時に内科診察の医師に事情を話して改めて触診して貰った所、医師に「う~ん、確かにしこりがあるね。」と言われ、再びショック!その日の夜は「もしかしたら私ガンで死ぬのかな」と本当に落ち込んだものでした。
後日改めて婦人科の専門病院に予約をし検査をして貰ったのですが、いや~あの時受けたマンモグラフィー、本当に痛かったぞ!


男性は勿論ご存知ないかと思いますが、胸を2枚の板で挟んでうす~くしてX線撮影をするので、我慢しようと思っていても思わず口から「いっ…たーーい!!涙」という言葉がこぼれ出てしまった程でした。更に「生検」という、しこりに針を刺し、細胞や組織を採取し良性か悪性かを判断する検査も受け、検査の結果が出るまではとにかく神様に祈るしかない毎日を過ごしたものでした。
 2週間後に再び検査結果を聞きに病院へ行きましたが「悪性じゃなかったよ。良性の乳腺繊維腫です。」と言われた時は、本当にホっとしたものです。


けれどもその後も体質のせいか左右の胸にやはりしこりが2つ、3つと増えていったので、今でも定期的に専門病院で検査を受けている状態です。
 調べてみた所、乳がんはがんの中でも日本女性が罹る割合はトップであり、その罹患率も毎年増え続けているようですね。乳がんは30台前半から増加し50歳前後がピークとなるという事で、女性の働き盛りの頃に最も発生する病気との事です。増加の理由は色々あるようですが、食生活において高タンパク、高カロリーの食事となった事や、女性ホルモンの一つのエストロゲンが乳がん細胞を活発化させるにあたり、女性の社会進出や生涯出生率の低下なども関係しているようです。


以前は周囲でもそこまで乳がんに対する注意は高くなく、一度も乳がん検診を受けていないという友人も多かったのですが、記憶に新しい所で、某女性有名人の方が若くして乳がんにより亡くなられた事もあり、ここ最近は女性達の意識も変わりつつあるのを感じます。私が定期的に通っている専門病院でも昔に比べて予約が取れにくくなり、いつ行っても若い世代から初老の方々まで幅広く検査を受けに来られていると思いますし、以前は行きたくないと言っていた友人も、ここ最近は積極的に行くようになりました。
いずれにしても自分の身は自分で守ることが大事なので、これからも定期的に検査を受けなければと改めて思うのでした。