メディカル関連についてアラフィフの赤裸々な告白

アラフィフの体についての話
加齢に伴う心身の変化。親、友人たちの助言など心と体のブログ

06 11月

Posted in on 06.11.18

このように、自分自身と身内の病気の事を書いてきましたが、今、医学の分野でもどんどん色々な新しい治療法が出てきていると聞きます。

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例えばやはり現在においても男女共に不動の死因NO1である「悪性新生物(がん)」の治療ですが、最新の治療として実際の医療現場では、最新鋭の「手術支援ロボット」がすでに使われているようです。

とはいえ、流石にロボット自ら考えて勝手に動いて手術するというレベルまではいっておらず、これまで人間が行っていた内視鏡下手術にロボットの優れた機能を組み合わせる事により、大きく体を切り開く必要がなくなり出血も減り、患者の体への負担や術後の合併症が少なくなり、大きな効果をあげているそうです。又、2018年4月には、これを使用する幅広い手術で保険適用となったそうなので、これからより身近な治療となっていくと思われます。


又、従来からの治療法の一つである放射線治療ですが、がん細胞に放射線を当てる事でDNAを傷つけ死滅させるこの方法は、照射が難しい箇所では正常細胞も傷つけるリスクもあったのですが、最近は高精度なピンポイント照射が可能な「トモセラピー」という放射線治療を使用し、疾患に応じたより最適な治療を行う事が出来るようになってきているとの事です。


又、日本人女性の約12人に1人が罹ると言われる乳がん治療においても、以前は命を守る事を最優先とし、がんそのものと同時に周辺の組織も根こそぎ切り取る手法でしたが、最近は無駄な治療をせず、心身共に患者の負担を減らし出来るだけ美しく乳房を残す手法に切り替わってきているそうです。それは女性にとっての象徴と言える部分なので、そのような流れになったという事は本当に嬉しい事です。


そしてここ最近、医療系の会社フェイスメディカルに務める友人の話とでは、TVCMでニューヨークヤンキース所属の田中将大投手が宣伝している遺伝子検査キットです。


自分の遺伝子的なリスクを知り、現在の生活習慣病を見直す事により、病気発症の予防を行う事が出来るというものです。
勿論100%確実なものではないのでしょうが、やはり親子は良く似ているように、遺伝子の違いで病気の発生率というのは変わってくるそうなので、一体自分はどのような体質で、どのような病気を発症するリスクがどれ位あるのか…とても興味があるので、一度検査してみたいと思っています。


そして先程から書いている最新のがん治療においても、人によってがんにかかる原因が違うという事が明らかになってきているようで、これからはその遺伝子を調べる事で、一人一人に適したがん治療を選ぶ時代にもなってきているそうです。勿論これは先程の商業的な遺伝子検査サービスとは異なる、医療としての遺伝子検査の事です。


これらの最新検査を行う事により遺伝子変異を解析したデータを元に、がん治療に役立てる事が可能となってきているそうです。


 以前見た映画の中で、医療技術が更に進んだ世界で、マシーンに横たわるだけで瞬時に悪い所や病気が発見出来、尚且つ手術まで行ってくれるという場面を見ました。AIを利用した様々な取組みが日々急速に発達している現代において、いずれは本当にそのような事が可能な時代が来るかも知れません。


それが人類にとって幸せなのかどうなのかは又別問題として、病気で苦しむ人が少しでも楽になる医療の発展を心より望む今日この頃です。

05 11月

Posted in on 05.11.18

それでは、私が経験したPET-CT検査の話しを詳しく書いてみたいと思います。
PET検査は一度の撮影でほぼ全身を見る事が可能で、特殊な薬剤を全身に投与し、がん細胞とその他の細胞を区別、撮影して判断する検査です。
そもそもこの検査を発見したのは、ネットサーフィンをしている最中で、全国の人間ドック・健診を探せる総合サイトからでした。


自分が受けたい検査コースや都道府県からも検索する事が出来るもので、私はそこで「PET検査」を選択し、自宅から通える距離でなるべく費用の安い病院を選択し、そのままそのサイトから希望の日程と必要事項を入力し、予約する事が出来ました。


その後、病院より受付メールが届き、後日受診の為の案内通知書と問診票等が自宅に届きます。
受診日前日も夕飯はいつも通りに食べる事も可能で、受診日当日の朝ご飯のみ抜きます。
但し、糖分を含まない水やお茶は飲んでもOKなのですが、検査前に500mlのペットボトルのお水を飲む必要があるので、余り沢山飲まない方が良いかも知れません。


 病院へ到着し、検査着に着替えて(金属類は一切身に付けられません)、職員の方同行の元、検査が行われる地下1階まで案内され、その後看護師さんより簡単な問診と検査の流れの説明があったのですが、この時の看護師さんがとても優しく親切な方で、初めての検査に緊張していた私はとても嬉しかった事を覚えています。その後専用パッチによる血液検査と血圧を測り、問題なければいよいよ専用薬剤の投与です。点滴の要領で約1分程度で薬剤を体に入れたら、この薬剤が全身に回るのを待つ為に、次は90分の安静タイムです。


始めは90分もの間、病院で一人、どうやって時間を潰すのか不安でしたが、この病院ではちゃんと一人用の個室があり、座り心地の良いリクライニングチェアに調節可能な電気と空調、そしてデジタル時計も完備され、トイレも部屋のすぐ前にあるので安心して時間を過ごす事が出来ました。
この間に職員の方に渡される500mlのペットボトルの水を飲みます。安静タイムも残り10分となった頃に余分な薬剤を排出する為に職員の方より「トイレに行って下さい」と言われるので最後のトイレタイム!いよいよこの後お待ちかねのPET-CT検査です。


 MRIみたいな巨大なマシーンの前に横たわり、両手を頭の上に挙げて息止め画像を何枚か撮影し、その後両手を脇に置きミイラみたいに固めの布で全身を覆われて固定され更に画像を撮影されました。綺麗な画像を撮る為にとにかく動かないようにじっとする必要があります。MRI検査はマシーンの中で結構大きな音がしますが、この検査は全くそのような音もなく、検査が終わる迄の15分余り、ただただ動かないようにじっとして撮影をされるだけなので、ある意味とても気楽な検査でした。まぁちょっと薬剤を入れる時にチクっと痛いというのはありましたが。。


それでも内視鏡検査のように苦しい・辛いという事は一切ありません。
検査結果が出るのは3週間程度で、自宅に画像が入ったCDと検査結果が送られてきます。
検査結果で、大腸部分に少し不安な要素があったので、後日大腸検査のみ別の病院で受けましたが結果は特に問題もなく、その病院の先生も「PET検査ね、私も定期的に受けてるよ」とおっしゃっていたので、今の段階ではがんを早期発見するには中々有効な検査かと思います。ただ値段がも少し安いともっといいんだけどなぁ。。

05 11月

Posted in on 05.11.18

先程乳がん検査の話しを書きましたが、私ががんに対して敏感になる要因として、私の両親二人共が実はがんに罹った事があるからなのです。


 あれは私が29歳の10月頃、その時一人暮らしをしていた私は、母から父の体調が余り良くないという話しを聞きました。うちの父親は体が元々虚弱であり、自律神経失調症という症状を持っていたようで、私が幼い頃から定期的に体調を崩し、会社を休み寝ている姿をずっと見ていました。けれど病院に通う程でもないらしく、会社を休んで数時間寝ていれば又回復する程度で、それ以外は大きな病気をしたこともない父でした。


 なので父も60歳を超えてそろそろ体にガタが来たのかな?位でそんなに深刻には捉えていなかったのですが、それから年が明け、1月中旬頃に次に母から聞いた言葉には衝撃を受けました。「お父さん、がんだって。余命後1ケ月なんだって」と。


私は最初その言葉が理解出来ず、母によくよく聞いてみた所、10,11月に二度検査し、結果、年内に入院してより詳細に検査を、という話しになったが病室が一杯で入れず、結局年明けの1月からの入院となってしまった。ようやく入院出来て改めて精密検査をした所、その一か月半の間に猛烈にがんが進行し、もう手の施し様がない状態になったと。


父のがんは、どこか一部の部位ではなく、がんの中でも質の悪い「スキルス胃がん」という、胃からどんどん他の臓器へと浸潤して広がっていく珍しい種類のものだったのです。
結局、手術をしてもどうする事も出来ないので、本人には本当の病名を伏せ、開腹手術をしてそのまま閉めるという処置をしたのですが、その後父はとても頑張り、余命1ケ月と言われていたのに3ケ月生き抜きました。
今から思い返せば、最初に病室が一杯と言われた時に、別の病院でも検査を受けてすぐに入院出来ていれば…等後悔する事もありましたが、何より辛い検査を何度も繰り返す事を嫌がった父が「この病院だけでいい」と言い張った事もあり、母もそれ以上はムリに勧められなかったようです。


 そして父が亡くなった後、父より年下の母も50台後半で大腸がんになりました。
これは幸いな事に、本当に初期の段階で本人が日頃の健康チェックをしていたおかげで何かおかしいと気づいたそうで、自ら早めの検査を受けた事から発見出来、お陰様で完治する事が出来ました。
母の実母もがんで亡くなっており、遺伝子的に考えても、私も恐らくその傾向はあるのではないかと思っています。


 その為、先日、意を決して「PET-CT検査」なるものを受診して来ました。これは私がネット検索をしていた時に偶然見つけたものなのですが、PET検査とはがんを検査する方法の一つで、早期発見の為、特殊な検査薬で「がん細胞に目印をつける」というのが特徴の検査です。


両親共がんになっている私は、是非これを受けたいと思っていましたが、何しろ費用がとてもお高く、一通り全身を調べる標準コースでも、病院によって多少の前後はあると思いますが10万円前後となることが多いようです。高給取りでもない私がそんな簡単に受けられるわけもなく、色々と調べた結果、某病院では、あるポイント年齢の時に費用が半額となるコースがあるとの事で、2年前に待望の?ポイント年齢に達した私は、早速それに申し込み、PET-CT検査(PET検査単体よりもより見やすく精度の高い検査)を受診してきたのでした。

01 11月

Posted in on 01.11.18

さて、そんな更年期症状もようやく落ち着きつつある(年齢がバレる)私ですが、お陰様で現在はほぼ健康に暮らせている毎日なのですが、そんな私でも今までの人生で何度かは病院にお世話になった事もあります。
 一番初めにそれに気づいたのは、20台後半の時の会社の定期健康診断前でした。


「あ~明日は健康診断だな」という事で持参するものや予約時間を確認する中で、問診票に同封されていたパンフレットを見ながら何気なく自分で事前チェックをしていた所、左の胸に「えっ?なんか、ある。しこりが…ある!」という事に気づきました。
いやいや何かの間違いでしょう。そんなバカな、と思い何度も確かめましたが、やはり紛れもなくあるんです、何か小さい塊が。


「これって‥ガンじゃないの???」と。
その時は本当に目の前が真っ暗になりましたね。。ただ勿論素人の触診なので、何かの間違いであって欲しいと願いつつ、翌日の健康診断の時に内科診察の医師に事情を話して改めて触診して貰った所、医師に「う~ん、確かにしこりがあるね。」と言われ、再びショック!その日の夜は「もしかしたら私ガンで死ぬのかな」と本当に落ち込んだものでした。
後日改めて婦人科の専門病院に予約をし検査をして貰ったのですが、いや~あの時受けたマンモグラフィー、本当に痛かったぞ!


男性は勿論ご存知ないかと思いますが、胸を2枚の板で挟んでうす~くしてX線撮影をするので、我慢しようと思っていても思わず口から「いっ…たーーい!!涙」という言葉がこぼれ出てしまった程でした。更に「生検」という、しこりに針を刺し、細胞や組織を採取し良性か悪性かを判断する検査も受け、検査の結果が出るまではとにかく神様に祈るしかない毎日を過ごしたものでした。
 2週間後に再び検査結果を聞きに病院へ行きましたが「悪性じゃなかったよ。良性の乳腺繊維腫です。」と言われた時は、本当にホっとしたものです。


けれどもその後も体質のせいか左右の胸にやはりしこりが2つ、3つと増えていったので、今でも定期的に専門病院で検査を受けている状態です。
 調べてみた所、乳がんはがんの中でも日本女性が罹る割合はトップであり、その罹患率も毎年増え続けているようですね。乳がんは30台前半から増加し50歳前後がピークとなるという事で、女性の働き盛りの頃に最も発生する病気との事です。増加の理由は色々あるようですが、食生活において高タンパク、高カロリーの食事となった事や、女性ホルモンの一つのエストロゲンが乳がん細胞を活発化させるにあたり、女性の社会進出や生涯出生率の低下なども関係しているようです。


以前は周囲でもそこまで乳がんに対する注意は高くなく、一度も乳がん検診を受けていないという友人も多かったのですが、記憶に新しい所で、某女性有名人の方が若くして乳がんにより亡くなられた事もあり、ここ最近は女性達の意識も変わりつつあるのを感じます。私が定期的に通っている専門病院でも昔に比べて予約が取れにくくなり、いつ行っても若い世代から初老の方々まで幅広く検査を受けに来られていると思いますし、以前は行きたくないと言っていた友人も、ここ最近は積極的に行くようになりました。
いずれにしても自分の身は自分で守ることが大事なので、これからも定期的に検査を受けなければと改めて思うのでした。

23 10月

Posted in on 23.10.18

今では随分落ち着きましたが、この数年の間に、所謂年齢的なものから来る不調「更年期」という症状を、一応人並みに経験した私。


この症状は本当に千差万別、人それぞれと言われているので、全く何も感じる事なく日常生活を送れる人もいれば、仕事や家事が全く出来なくなる程の重い症状に襲われる人もいるとの事。一般的に日常生活を送れる程度の場合は「病気」ではないと言われているけれど、本当にやっかいな症状だと思います。

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先日も私の会社の他部署の派遣社員の方が、ある日突然出勤して来なくなり、単純に風邪かちょっとした体調不良だろうと思っていた所、3日経っても1週間経っても出勤されず、結局3週間以上お休みされた後にご本人から申し出があり、そのまま退職されたという事がありました。後日上司より、彼女が重い更年期障害を発症したという話しを聞き、同じ女性として気の毒に思うのと同時に、この症状の深刻さを心から実感しました。
実際調べてみると、日常生活に支障がない場合は「更年期症状」、ご本人と家族の日常生活に支障が出る場合は「更年期障害」と呼び、病気と診断するそうですね。


私の場合は幸いな事にそこまで重いものではなかったけれど、それでもここ2,3年の間はそれなりに心身共にとても辛い症状に悩まされ、家族にも迷惑をかけたと思います。
一番最初に症状が出たのは、所謂「ホットフラッシュ」というものでした。本当にある日突然、朝起きた時や日中の仕事の最中、寝入る時、いつでもどこでも急に体全体がガーッと熱くなりどうしようもなくなる症状です。
それを皮切りに次々と、頭の先から爪先まで、ありとあらゆる箇所に様々な症状が出始めました。


例えば頭皮。頭の中ではなく、頭蓋骨と頭の皮の間がとにかくピリピリと痛いのです。そして口腔内。舌が乾いて口腔がネバつき、更に口腔内そのものの痛み。そして手や足の関節や腕自体が痛くなったり実際に腫れたり。これらは所謂身体的な痛みで、確かに辛くはありましたがまだ我慢出来るものでした。
私が一番辛かったのは、やはり精神面での症状です。一番酷い時は、プチ鬱というか、本当に「誰とも話したくない」「このまま冬眠したい」と思ってしまう程でした。とにかく体が怠くて億劫で、何もしたくない。自分という存在と外の世界に薄い膜が張られたようで、人の言葉も何もかも、その膜越しに聞こえてくる感じでした。
更に体力面と気力面でも急に衰えを感じ、大好きだった文庫本も読み続ける事が出来なくなり、仕事中に今までの自分だったら絶対にしないであろう単純なミスを犯したり、新しい業務を何度聞いても理解出来なかったり。。今まで出来ていた事が出来なくなると、自分に自信もなくなり本当に落ち込みました。


そんなあまりに辛い状況が続き、ついに私も重い腰を上げて病院に行ったのですが、処方して貰った薬の力により症状も和らぎとても楽になりました。あぁ、もっと早く行けばよかった!本当は生き物が本来持っている治癒力だけで治せれば一番良いのでしょうが、やはり余りに辛い時には我慢せず早めに医師に相談した方がいいですね。


そういえば「更年期」って男性でもなる人がいるようで、以前会社にいた少し年上の男性が「俺も最近年齢から来る体調不良で、もう2箱『命の母』飲んでるんだけど全然効かないよ!」と言っていました。いやいやその薬はそもそも女性用に造られているので男性には効かないでしょ!と何度も言いましたが飲み続けていましたね(汗)もう症状は治まったのでしょうか。気になります。


いずれにしてもある年齢に達したら女性も男性も体を労り、メンテナンスしてあげる事が大事ですね。